2018/06/28 22:16


ペリドット(かんらん石)と聞くと、銀河鉄道の夜をパッと思い出します。


宮沢賢治が鉱物好きだったことと、ペリドットは隕石に含まれる唯一の宝石だからでしょうか。


もう随分前に読んだので記憶が薄れていたのですが、調べてみると、実際に銀河鉄道の夜に「橄欖(かんらん)の森」という表現が出てくるそうです。


隕石に稀に含まれるせいか、古代エジプトでは太陽に祈りを捧げる時に使われたため「太陽の石」と呼ばれました。


ローマ人からは暗いところでも輝くことから「イブニングエメラルド」、ハワイでは「ペレの涙」。


なぜ火の女神であるペレの名前を冠しているかといえば、このペリドットという宝石が、火山噴火によって地表に表れるから。


ハワイの大地は、もともと地中にかんらん石を多く含むので、火山とともに地下深くから地上付近に運ばれたり、噴火とともに噴出されたものが堆積したりするのですね。だからハワイには緑色のビーチがあったり…。


かんらん石の砂が集まっているパパコレアビーチwikipedeaより


このかんらん石の中でも、特に美しいものをペリドットと呼び宝石として扱います。


ichi-eのペリドットはこちらから


宝石療法で知られる中世のドイツ人修道女ヒルデガルトは、「この石を身につけている人は、知能が強化される。」と伝えたそうです。


強力な浄化作用や、オーラを保護するとも考えられています。


個人的には、新緑のような爽やかな色合いが大好きです。